道などは10、11の両日、新型コロナウイルスの感染者が新たに185人(10日116人、11日69人)確認され、5人(10日2人、11日3人)が死亡したと発表した。このうち64人の感染経路が不明。10日は日別の新規感染者数が2月4日以来、65日ぶりに100人を上回った。道内の死者は累計で777人、感染者は延べ2万1780人(実人数2万1720人)となった。
死亡を確認したのは、札幌市の5人(70代男女2人と80代男女3人)。
道は10日、14人の感染を確認。内訳は、苫小牧市2人(性別非公表の10代生徒と50代女性)、白老町1人(年代・性別非公表)を含む胆振管内5人のほか、石狩管内8人(千歳市1人など)、空知管内1人。
11日も道は、18人の感染を確認。内訳は、胆振管内1人(年代・性別非公表)のほか、石狩管内9人(恵庭市1人など)、後志管内3人、釧路管内2人、渡島、上川両管内、愛知県居住各1人。
札幌市は10日93人、11日39人の感染を確認。10日はクラスター(感染者集団)となっている医療機関で新たに20人の陽性が判明し、計32人に感染が拡大した。
旭川市は10日7人、11日は8人の感染を確認。市内の飲食店で新たなクラスターが発生し、従業員6人の陽性が判明した。
函館市は10日2人、11日4人の感染を確認した。
また、道と札幌市、函館市は、変異株の陽性者が新たに52人確認されたと発表した。道内の変異株の陽性者は国立感染症研究所などの解析で確定済みの124人を含め、計543人となった。
道内で治療を終えて回復したのは2万115人。11日現在の患者数888人で、重症は22人。10日時点の入院患者の病床利用数は、前日から15床増えて483床となっている。