道と札幌市などは9日、新型コロナウイルスの感染者が新たに83人確認され、4人が死亡したと発表した。このうち26人の感染経路が不明。日別の新規感染者数が80人を上回るのは3月24日以来、16日ぶり。道内の死者は累計で772人、感染者は延べ2万1595人(実人数2万1535人)となった。
死亡したのは、札幌市の4人(60代男性と80代男女2人、90代男性)。
道は、14人の感染を確認。内訳は、胆振管内2人(年代・性別非公表)のほか、石狩管内9人(千歳市2人など)、空知管内2人、後志管内1人。
札幌市は、56人の感染を確認。市内の医療機関で新たなクラスター(感染者集団)が発生し、20~80代の12人(患者、職員各6人)の陽性が判明。不動産会社でも20~60代の従業員(関連会社含む)7人の感染が分かり、クラスターと認定された。
旭川市は、13人の感染を確認した。既存のクラスターでは、市内の飲食店で1人増の計6人となった。
また、道と札幌市は、変異株の疑いの陽性者が新たに26人確認されたと発表した。道内の変異株陽性者は国立感染症研究所などの解析で確定済みの124人を含め、計491人となった。
道内で治療を終えて回復したのは1万9879人。9日現在の患者数は前日から46人増の944人で、重症も2人増えて21人。8日時点の入院患者の病床利用数は、前日から14床増えて458床となっている。