道と札幌市などは8日、新型コロナウイルスの感染者が新たに79人確認され、4人が死亡したと発表した。このうち39人の感染経路が不明。日別の新規感染者数が50人を上回るのは10日連続。道内の死者は累計で768人、感染者は延べ2万1512人(実人数2万1452人)となった。
死亡したのは、札幌市の4人(70代男性と80代男性、90代男女2人)。
道は、18人の感染を確認した。内訳は、苫小牧市の1人(20代男子学生)を含む胆振管内8人(30代女性と70代女性、年代非公表の男女5人)のほか、オホーツク管内3人、石狩、上川、十勝3管内各2人、釧路管内1人。
札幌市は、51人の感染を確認。市内の医療機関で新たなクラスター(感染者集団)が発生し、30~90代の13人(患者7人、職員6人)の陽性が判明した。
旭川市は、9人の感染を確認。カラオケが設置された飲食店で新たなクラスターが発生し、5人(利用客4人、従業員1人)の陽性が判明した。
函館市は、1人の感染を確認した。
また、道と札幌市は、変異株の疑いの陽性者が新たに27人確認されたと発表した。道内の変異株の陽性者は国立感染症研究所などの解析で確定済みの124人を含め、計465人となった。
道内で治療を終えて回復したのは1万9846人。8日現在の患者数は前日から26人増えて898人となり、重症は19人。7日時点の入院患者の病床利用数は、前日から13床増の444床となっている。