道と札幌市などは7日、新型コロナウイルスの感染者を新たに72人確認し、4人が死亡したと発表した。このうち31人の感染経路が不明。日別の新規感染者数が50人を上回るのは9日連続。道内の死者は累計で764人、感染者は延べ2万1433人(実人数2万1373人)となった。
死亡したのは、札幌市の4人(70代女性2人、80代男性1人、年代・性別非公表1人)。
道は、14人の感染を確認。内訳は、胆振管内2人(年代・性別非公表)のほか、十勝管内5人、石狩管内4人(千歳市1人など)、上川管内2人、釧路管内1人。帯広市の認知症グループホームで新たなクラスター(感染者集団)が発生し、5人(職員3人、入居者2人)の陽性が判明。既存のクラスターでは、富良野市の有料老人ホームで1人増の計13人に感染が拡大した。
札幌市は、47人の感染を確認。市内の北野児童会館(清田区)で5人(児童など4人、職員1人)の感染が分かり、新たなクラスターと認定された。
旭川市は、7人の感染を確認。既存のクラスターでは、市内の飲食店で1人増の計6人となった。
函館市は、4人の感染を確認した。
また、道と札幌市は、変異株の疑いの陽性者を新たに27人確認したと発表した。道内の変異株の陽性者は国立感染症研究所などの解析で確定済みの124人を含め、計438人となった。
道内で治療を終えて回復したのは1万9797人。7日現在の患者数は前日から18人増の872人で、重症は20人。6日時点の入院患者の病床利用数は、前日から17床減って431床となっている。