道と札幌市などは5日、新型コロナウイルスの感染者を新たに71人確認したと発表した。このうち22人の感染経路が不明。死亡の確認は3日連続ゼロだった。道内の死者は累計で754人、感染者は延べ2万1298人(実人数2万1239人)となった。
道は、7人の感染を確認。内訳は、胆振管内1人(年代・性別非公表)のほか、石狩管内3人、オホーツク管内2人、十勝管内1人。北見市の飲食店で新たなクラスター(感染者集団)が発生し、20代の6人(利用客5人、従業員1人)の陽性が判明した。
札幌市は、47人の感染を確認。市内のサービス付き高齢者向け住宅で8人(利用者5人、従業員3人)の感染が分かり、新たなクラスターと認定された。
旭川市は、11人の感染を確認した。新たなクラスターが2件発生。カラオケスナックで7人(利用客6人、従業員1人)、別の飲食店で利用客4人の陽性が判明した。この2件のクラスターの感染者は、既に発表済みの市内のカラオケ教室のクラスターの感染者の一部と関連があるという。
函館市は、6人の感染を確認した。
また、札幌市は、変異株の陽性者を新たに13人確認したと発表した。道内の変異株陽性者は国立感染症研究所の解析で確定済みの104人を含め、計397人となった。
道内で治療を終えて回復したのは1万9692人。5日現在の患者数は前日から46人増の852人となり、重症は21人。4日時点の入院患者の病床利用数は、前日から6床増の427床となっている。