道などは3日、新型コロナウイルスの感染者が新たに60人確認され、3人が死亡したと発表した。このうち23人の感染経路が不明。日別の新規感染者が50人を上回るのは8日ぶり。道内の死者は累計で687人、感染者は延べ1万9211人(実人数1万9163人)となった。
死亡を確認したのは、道が居住地非公表の1人(80代男性)、札幌市が1人(80代女性)、旭川市が1人(年代・性別非公表)。
道は、35人の感染を確認。内訳は、胆振管内3人(40代男性、70代女性、年代非公表の女性)のほか、釧路管内17人、後志、十勝両管内各4人、石狩管内3人(恵庭市2人など)、渡島、上川、オホーツク3管内と宮城県居住各1人。釧路市の白樺台病院で新たなクラスター(感染者集団)が発生し、入院患者15人の陽性が判明。既存のクラスターでは、恵庭市の恵庭第一病院で1人増の計79人、十勝管内芽室町の公立芽室病院で3人増の計29人に感染が拡大した。
札幌市は、21人の感染を確認。市内の医療機関で新たなクラスターが発生し、6人(患者5人、職員1人)の感染が判明した。
小樽市は2人、函館市と旭川市は各1人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは1万7990人。3日現在の患者数は534人で、重症は前日から1人減の3人。2日時点の入院患者の病床利用数は、前日から16床減って299床となり300床を下回った。