道と札幌市は1日、新型コロナウイルスの感染者が新たに29人確認され、2人が死亡したと発表した。このうち5人の感染経路が不明。日別の新規感染者が50人を下回るのは6日連続。道内の死者は累計で679人、感染者は延べ1万9122人(実人数1万9074人)となった。
死亡を確認したのは、道発表の居住地非公表の2人(80代男性と年代・性別非公表)。
道は、19人の感染を確認。内訳は、苫小牧市の60代男性会社員1人を含む胆振管内3人のほか、後志管内5人、石狩管内4人(恵庭市2人、千歳市1人など)、十勝管内3人、千葉県居住2人、釧路管内と東京都居住各1人。後志管内倶知安町の飲食店「炭火焼肉だるまや」で新たなクラスター(感染者集団)が発生し、5人(利用客3人、従業員2人)の陽性が判明。既存クラスターでは、恵庭市の恵庭第一病院で1人増の計77人、倶知安町の「大人数のパーティー」で1人増の計18人、十勝管内芽室町の公立芽室病院で1人増の計23人に感染が拡大した。
札幌市は、10人の感染を発表。小樽、旭川、函館市の感染確認はなかった。
道内で治療を終えて回復したのは1万7900人。1日現在の患者数は543人で、重症は3人。2月28日時点の入院患者の病床利用数は、前日から14床減って313床となった。