道と札幌市などは18日、新型コロナウイルスの感染者が新たに32人確認され、3人が死亡したと発表した。このうち12人の感染経路が不明。日別の新規感染者が100人を下回るのは14日連続で、今年に入り最少。道内の死者は累計で647人で、感染者は延べ1万8674人(実人数1万8629人)となった。
死亡したのは、道発表の居住地非公表の3人(90代の女性2人と男性1人)。
道は、7人の感染を確認。内訳は、石狩管内2人(千歳、恵庭市各1人)のほか、空知、上川両管内各2人、釧路管内1人。胆振管内の新規感染者は2日連続でゼロだった。滝川市の「複数の事業所が入居するビル」で新たなクラスター(感染者集団)が発生し、ビル内の事業所職員5人の陽性が判明した。既存のクラスターでは、恵庭市の恵庭第一病院で職員と入院患者2人の感染が分かり、計44人に拡大した。
札幌市は、20人の感染を確認。介護老人保健施設で14人(入所者10人、従業員4人)の陽性が判明し、クラスターと認定された。
旭川市は4人、小樽市は1人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは1万7306人。
18日現在の患者数は721人で、重症は前日から3人減の13人。17日時点の入院患者の病床利用数は、前日から3床増の404床となった。
道内の直近1週間(12~18日)の新規感染者数は、347人(人口10万人当たり6・5人)。また、札幌市の直近1週間平均は10万人当たり12・6人となり、道が市内の飲食店へ要請中の時短営業を解除する基準の一つ「15人未満」を3日連続で下回った。