道などは13、14の両日、新型コロナウイルスの感染者が新たに91人(13日39人、14日52人)確認され、7人(13日5人、14日2人)が死亡したと発表した。このうち23人の感染経路を追えていない。日別の新規感染者が100人を下回るのは10日連続。道内の死者は累計で639人、感染者は延べ1万8493人(実人数1万8448人)となった。
道は13日、10人の感染を確認した。内訳は石狩管内9人、留萌管内1人。既存のクラスター(感染者集団)は、江別市の障害者支援施設で1人増の計6人となった。
14日も道は18人の感染を確認した。内訳は留萌管内7人、石狩管内6人、後志管内4人、胆振管内1人となっている。留萌管内の個人宅で行われた「スポーツサークルメンバーによる飲食を伴う会合」でクラスターが発生し、6人(30~40代の参加者)の感染が判明。既存のクラスターでは、恵庭市の恵庭第一病院で新たに入院患者9人の陽性が判明し、感染は計20人に拡大した。
札幌市は13日21人、14日29人の感染を確認した。13日は市内の高校で生徒6人の新たなクラスターが発生。14日も市内事務所で8人(30~50代の従業員)の陽性が判明し、クラスター認定された。
小樽市は13日1人、14日2人の感染を確認。小樽協会病院のクラスターは4人増の計63人となった。
函館市は13日に5人の感染を確認。クラスターとなっている富田病院で4人増の計13人に感染が拡大した。
旭川市は13日2人、14日3人の感染を確認した。
死亡は道で居住地非公表の2人(80代女性と年代・性別非公表)、小樽市で2人(年代・性別非公表)、札幌市で1人(70代男性)、函館市で1人(年代・性別非公表)、旭川市で1人(70代女性)を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは1万7022人。14日現在の患者数は832人で、重症は14人。13日時点の入院患者の病床利用数は、前日から61床減って403床となった。
直近1週間(8~14日)の新規感染者数は413人(人口10万人当たり7・8人)となり、道が国に緊急事態宣言を要請する基準(1327人、10万人当たり25人)を下回っている。