道と札幌市などは10日、新型コロナウイルスの感染者が新たに64人確認され、1人が死亡したと発表した。このうち23人の感染経路を追えていない。日別の新規感染者が100人を下回るのは6日連続。道内の死者は累計で628人、感染者は延べ1万8235人(実人数1万8190人)となった。
死亡が確認されたのは、小樽市の1人(年代・性別非公表)。
道は、19人の感染を確認した。内訳は石狩管内は13人、オホーツク管内3人、後志、渡島、桧山3管内各1人。恵庭市の恵庭第一病院で新たなクラスター(感染者集団)が発生し、7人(入院患者4人、職員3人)の陽性が判明した。
胆振管内の新規感染者ゼロは2日連続。
札幌市は、34人の感染を確認した。既存のクラスターでは、市内の障害福祉サービス事業所で2人増の計90人となった。
小樽市は、3人の感染を確認。小樽協会病院のクラスターは新たに看護師ら2人が感染し、計58人に拡大した。
函館市は、6人の感染を確認。既存のクラスターでは、救護施設「明和園」で2人増の計66人、函館少年刑務所で2人増の計24人となった。
旭川市は、2人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは1万6585人。10日現在の患者数は1022人で、重症は前日から3人増えて14人。9日時点の入院患者の病床利用数は、前日から61床減の475床となった。
直近1週間(4~10日)の新規感染者数は515人(人口10万人当たり9・7人)となり、道が国に緊急事態宣言を要請する基準(1327人、10万人当たり25人)を下回っている。