道などは19日、新型コロナウイルスの感染者が新たに92人確認され、6人が死亡したと発表した。このうち32人の感染経路を追えていない。日別の新規感染者が100人を下回るのは今月5日以来14日ぶり。道内の感染者は延べ1万6035人(実人数1万5995人)、死者は累計で546人となった。
道は25人の感染を確認した。内訳は、苫小牧市2人(20代男性会社員と50代男性会社員)を含む胆振管内3人のほか、十勝管内5人、留萌管内4人、石狩(千歳、恵庭両市各1人など)、釧路両管内各3人、後志、上川両管内各2人、空知、渡島、オホーツク3管内各1人。
既存のクラスター(感染者集団)では、恵庭市の接待を伴う飲食店で新たに2人の陽性が判明し、感染者は計11人に。十勝管内音更町の帯広徳洲会病院で1人増の計49人に感染が拡大した。
札幌市は47人の感染を確認。クラスターが発生している市内の医療機関で新たに患者2人の陽性が判明し、感染者は計67人となった。
函館市は14人の感染を確認。市内の飲食店で会食していた人らのうち、6人が感染する新規クラスターが発生している。
小樽市は5人、旭川市は1人の感染を発表した。
死者は道で居住地非公表の3人(50代女性と90代男性、年代・性別非公表)、函館市で2人(年代・性別非公表)、札幌市で1人(70代男性)を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは1万3866人。19日現在の患者数は1623人で、重症は前日から3人増えて13人となった。18日時点の入院患者の病床利用数は、前日から14床減の740床。
直近1週間(13~19日)の新規感染者数は1038人(人口10万人当たり19・6人)で、道が国に緊急事態宣言を要請する基準(1327人、10万人当たり25人)を下回っている。