道などは16、17の両日で、新型コロナウイルスの感染者が新たに316人(16日192人、17日124人)確認され、11人(16日7人、17日4人)が死亡したと発表した。このうち80人の感染経路を追えていない。日別の新規感染者が100人を超えるのは12日連続。道内の死者は累計で538人、感染者は延べ1万5818人(実人数1万5778人)となった。
道は16日、61人の感染を確認。内訳は苫小牧市2人(10代男性会社員と年代・性別非公表)を含む胆振管内7人のほか、十勝管内18人、石狩、渡島両管内各9人、釧路、留萌両管内各4人、後志、オホーツク両管内各3人、空知管内2人、日高、上川両管内各1人。留萌市のデイサービス「アスモア」で新たなクラスター(感染者集団)が発生し、利用者5人の感染が判明した。
17日も道は48人の感染を確認。内訳は苫小牧市2人(30代女性会社員と40代女性従業員)を含む胆振管内4人のほか、石狩管内10人、空知管内9人、渡島、オホーツク両管内各8人、上川、十勝両管内各3人、後志管内2人、留萌管内1人。空知管内栗山町の栗山警察署でクラスターが発生し、12人(警察官10人、事務職員2人)の感染が分かった。
札幌市は16日、再陽性1人を含む86人の感染を確認した。11人の職員が感染してクラスターとなっている道庁農政部では、新たに30代女性と50代男性の職員2人の陽性が判明。この2人は、クラスターが発生した職場とは別の職場という。
同市は17日も50人の感染を確認。市内の医療機関で新たなクラスターが発生し、5人(職員3人、患者2人)の感染が分かった。
このほか、函館市で16日に過去最多の30人、17日は12人の感染を確認。小樽市は26人(16日に13人、17日も13人)、旭川市は3人(16日2人、17日1人)の感染を発表した。
死者は道で居住地非公表の4人(80代男女2人と年代・性別非公表2人)、札幌市で4人(60~90代男性)、小樽市で3人(年代・性別非公表)を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは1万3560人。17日現在の患者数は1720人で、重症は10人。16日時点の入院患者の病床利用数は、前日から46床増えて746床となっている。