道などは12日、新型コロナウイルスの感染者が新たに145人確認され、3人が死亡したと発表した。このうち34人の感染経路を追えていない。日別の新規感染者が100人を超えるのは7日連続。道内の感染者は延べ1万4997人(実人数1万4959人)となり、死者は累計で514人となった。
道は38人の感染を確認した。内訳は苫小牧市2人(50代男性、60代男性)を含む胆振管内10人のほか、日高管内1人、石狩管内5人、空知管内2人、後志管内2人、十勝管内6人、渡島管内4人、オホーツク管内6人、釧路管内2人。
既存のクラスター(感染者集団)では、胆振管内の飲食店で1人増の計11人、会社主催の個人宅での懇親会で1人増の計10人となった。十勝管内音更町の介護老人保健施設「あんじゅ音更」は2人増え計77人、住宅型有料老人ホーム「北勝館」も2人増の計21人となった。
札幌市は81人、小樽市は18人、函館市は6人、旭川市は2人の感染を確認した。既存のクラスターでは、札幌市の介護老人保健施設「ライフふくまつ」で1人増の計82人、同市内の医療機関で9人増の計135人と感染が拡大した。小樽市の北仁会石橋病院は3人増の計105人。
死者は、札幌市の60代男性1人、小樽市で2人(80代男性1人、年代性別非公表の1人)を確認した。
道内で治療を終え回復したのは1万2895人。12日現在の患者数は1588人で重症は前日から1人減の12人。11日時点の入院患者の病床利用数は、前日から30床増の752床となっている。