道と札幌市などは5日、新型コロナウイルスの感染者が新たに79人確認されたと発表した。このうち24人の感染経路を追えていない。感染者は5日連続で100人を下回った。道内の死者は3人で累計は479人、感染者は延べ1万3857人(実人数1万3821人)となった。
道は22人の感染を確認した。内訳は苫小牧市の1人を含む胆振管内8人、十勝管内4人、後志管内2人、石狩管内(千歳市)、空知管内、オホーツク管内、根室管内が各1人、道が発表した札幌市3人、愛知県1人。
既存のクラスター(感染者集団)では、苫小牧市の高校運動部で3人増の計18人、洞爺湖町の「洞爺温泉病院」で1人増の計107人、胆振管内の接待を伴う飲食店で2人増の計21人となった。十勝管内音更町の介護老人保健施設「あんじゅ音更」でも2人増え計61人。
札幌市は42人、小樽市は12人、函館市は3人の感染を確認した。クラスターとなっている小樽市の「石橋病院」では10人増の計74人と感染が拡大した。
死者は、札幌市の80代の男性と女性各1人、道の性別・年代非公表の1人の計3人。
道内で治療を終えて回復したのは1万1771人。5日現在の患者数は1607人で、重症は前日から2人増の23人。4日時点の入院患者の病床利用数は、前日から5床増の860床となっている。