道などは昨年12月31日~3日の年末年始4日間で、新型コロナウイルスの感染者が新たに410人(31日167人、1日98人、2日77人、3日68人)確認され、24人が死亡したと発表した。このうち104人の感染経路を追えていない。日別の新規感染者数が100人を下回るのは3日連続。クラスター(感染者集団)は苫小牧市内の高校運動部など計8件発生。道内の感染者は延べ1万3685人(実人数1万3650人)、死者は累計472人となった。
道は、4日間で85人の感染を確認。このうち胆振管内では苫小牧市の16人(10歳未満~40代男女)を含め41人が感染した。クラスターは2件発生。苫小牧市内の高校運動部の部活動で生徒7人の感染が2日に確認されたほか、胆振管内の接待を伴う飲食店でも1日に20~30代の従業員11人の陽性が判明した。
苫小牧市のうとない保育園で発生していたクラスターは2日、終息した。
札幌市は、244人の感染を確認。新たなクラスターは31日に市内の障害福祉サービス事業所(12人感染)と介護老人保健施設(5人感染)、1日にグループホーム(8人感染)の計3カ所で発生した。
小樽市は49人の感染を確認。1日にスナックで7人、介護事業所で5人の新規クラスターが発生した。既存のクラスターでは、北仁会石橋病院で7人増の計57人に感染が拡大した。
函館市は、26人の感染を発表。31日、函館商業高校で生徒13人のクラスターが確認された。
旭川市は、6人の感染を確認。クラスターが発生している慶友会吉田病院で新たに3人の陽性が判明し、感染者は計215人となった。
道内の死者は札幌市で15人(50~90代男女)、道で7人(居住地非公表の80~90代男女)、旭川市で1人(年代・性別非公表)、小樽市で1人(同)を確認。日別では31日5人、1日3人、2日4人、3日12人だった。
道内で治療を終えて回復したのは1万1521人。3日現在の患者数は1692人で、20人が重症となっている。2日時点の入院患者の病床利用数は、前日から20床増えて849床となっている。