道などは28日、新型コロナウイルスの感染者が新たに94人確認されたと発表した。日別の新規感染者が100人を下回るのは2日連続。このうち23人の感染経路を追えていない。道内の死者は5人で、累計439人、感染者は延べ1万3055人(実人数1万3020人)となった。
道は26人の感染を確認した。内訳は胆振管内4人のほか、十勝管内12人、石狩管内7人、オホーツク管内2人、上川管内1人。既存のクラスター(感染者集団)では、伊達市の特別養護老人ホーム「おおたきの杜」で1人増の計65人、十勝管内音更町の介護老人保健施設「あんじゅ音更」で3人増の計46人に感染が拡大した。
苫小牧市の老人保健施設「苫小牧健樹園」で発生したクラスターは終息した。
札幌市は、61人の感染を確認。市内の特別養護老人ホームでクラスターが発生し、6人(40~90代の入居者4人と従業員2人)の陽性が判明した。
函館市は、5人の感染を確認。クラスターが形成されている市内の調剤薬局では新たに2人の感染が分かり、計12人となった。
小樽市は2人の感染を発表。旭川市は11月4日以来のゼロだった。
死者は道で2人(居住地非公表の70代男性と90代女性)、札幌市で3人(60~90代男女)を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは1万988人。28日現在の患者数は1628人で、重症は前日から2人減って23人。27日時点の入院患者の病床利用数は、前日から28床増えて842床となった。