道と札幌市などは24日、新型コロナウイルスの感染者が新たに123人確認されたと発表した。日別の新規感染者の3桁台は2日連続。このうち41人の感染経路が不明。札幌市は2人(60代男性と90代男性)、道は2人(居住地非公表の90代女性)の計4人の死亡を確認。道内の死者は累計で415人、感染者は延べ1万2618人(実人数1万2584人)となった。
道は、40人の感染を確認。内訳は、苫小牧市の年代非公表の男性1人を含む胆振管内5人のほか、十勝管内23人、石狩管内11人(千歳、恵庭両市各2人など)、空知管内1人。十勝管内芽室町の公立芽室病院で新たなクラスター(感染者集団)が発生し、計11人(入院患者9人、職員2人)が感染。既存のクラスターでは、洞爺湖町の洞爺温泉病院で1人増の計89人、十勝管内音更町の帯広徳洲会病院で5人増の計29人と感染が拡大した。
札幌市は67人の感染を確認。市内の医療機関で新たなクラスターが発生し、17人(患者9人、職員8人)の陽性が判明した。
旭川市は10人の感染を確認。クラスターが形成されている重症心身障害児者施設「北海道療育園」では、新たに入所者ら6人の感染が判明して計150人に拡大した。
函館市は5人、小樽市は1人の感染を発表した。
道内で治療を終えて回復したのは1万571人。24日現在の患者数は前日から34人減の1632人となり、重症も5人減って28人。23日時点の入院患者の病床利用数も41床減の885床となり、道が独自に定める「警戒ステージ5」(病床利用数900床)の基準を下回った。