道などは17日、新型コロナウイルスの感染者が新たに139人(再陽性2人含む)確認されたと発表した。日別の新規感染者が100人を超えるのは2日ぶり。このうち32人の感染経路を追えていない。道内の死者数は6人で、累計358人、感染者は延べ1万1789人(実人数1万1757人)となった。
道は61人の感染を確認。内訳は苫小牧市1人(40代男性)を含む胆振管内が12日の32人を上回る最多の35人、石狩管内10人(千歳市3人など)、十勝管内8人、空知管内3人、後志管内2人、上川、宗谷、オホーツク3管内が各1人だった。
既存のクラスター(感染者集団)では、西胆振の2施設での感染が拡大。伊達市の特別養護老人ホーム「おおたきの杜」で18人(入所者13人、職員5人)増の計23人、洞爺湖町の洞爺温泉病院は13人(入院患者)増の計53人となった。
札幌市は68人の感染を確認。市内の有料老人ホーム(施設名非公表)で新たなクラスターが発生し、30~90代の5人(入居者2人、従業員3人)の陽性が判明した。既存のクラスターでは、タナカメディカル札幌田中病院(手稲区)で患者ら6人が新たに感染し、計260人に拡大した。
旭川市は5人の感染を確認。国内最大のクラスターが発生している旭川厚生病院では新たに看護師1人が感染し計286人に。慶友会吉田病院でも1人増の計207人、「北海道療育園」でも1人増の計112人となった。
函館市は4人、小樽市は1人の感染を確認した。
死者は札幌市が2人(70~80代女性)、道が2人(居住地非公表の70~80代男性)、旭川市が2人(年代・性別非公表)だった。