代表候補、ハードな強化練習続く 来年2月、苫小牧開催 五輪最終予選にらみ 女子アイスホッケー・ユーススキルアップ

  • アイスホッケー
  • 2024年11月29日
氷上練習でドリルをこなす選手たち=ネピアアイスアリーナ
氷上練習でドリルをこなす選手たち=ネピアアイスアリーナ
トレーニングの指揮を執る代表の飯塚監督=同
トレーニングの指揮を執る代表の飯塚監督=同

 アイスホッケー女子の2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪最終予選(来年2月6~9日、苫小牧)をにらんだ、ユーススキルアップキャンプが苫小牧市のネピアアイスアリーナで行われ、29日で日程後半へ折り返した。女子日本代表の飯塚祐司監督は「スマイルジャパン2次リーグ(24日まで、同アリーナなど)が終わって、そろそろ疲れが出てくるころ。それを差し引いても選手たちの動きは悪くない」と語った。

 午前と午後の氷上練習にウエート系などの補強トレーニングを組み合わせたハードな練習に選手が臨んでいる。

 日程前半の氷上練習では、個人技や2~3人のユニットによる基礎的な連携行動を反復。FW、DFを組み合わせた5人ずつのセットがリンク全面を使ったフォーメーション展開や攻守の切り替えを見極めた動きの確認といった各種ドリルに時間を割いている。

 この間、2人だけ召集されているGKの増原海夕(道路建設)、川口莉子(Daishin)がフル稼働でシュートを受け止める。

 女子アジア選手権(10月31日~11月4日、中国・北京)で過去は相性の悪かった中国相手に5―0で快勝したスマイルジャパン。中国代表にも北米など海外滞在中で力を付ける選手がおり、「最終予選には正直どんなメンバーでくるかは分からない」と前置きした上で「確実に勝たなければいけない」と強い決意をにじませた。

 合宿参加外で今季はスウェーデン各クラブに所属するFW志賀紅音、DF人里亜矢可ら複数人の海外組について今シーズンも現地視察をするなどでコミュケーションを取ってきた飯塚監督は「各チームで堂々とプレー中」と高評価。それぞれの順調ぶりを確かめている様子だ。

 苫小牧でのユースキャンプは25日にスタート。国内組の16選手が参加し、12月2日までの8日間の日程で行われる。

 ◆GK

 増原海夕(道路建設)

 川口莉子(Daishin)

 ◆DF

 志賀葵(TOYOTA)

 関夏菜美(SEIBU)

 山下栞(SEIBU)

 佐藤虹羽(Daishin)

 ◆FW

 浮田留衣(Daishin)

 前田涼風(道路建設)

 三浦芽依(TOYOTA)

 永野元佳乃(SEIBU)

 黒須若菜(道路建設)

 小山玲弥(SEIBU)

 山下光(SEIBU)

 輪島夢叶(道路建設)

 伊藤麻琴(TOYOTA)

 野呂里桜(Daishin)

 ◆スタッフ

 HC 飯塚祐司

 AC 中島谷友二朗

 GKC春名真仁

 TR 和光努

 EQ 林和茂

こんな記事も読まれています

ニュースカレンダー

紙面ビューアー

2025.07.11
過去30日間の紙面が閲覧可能です