ひがし北海道がクラブ化2年目で全日本のタイトルを獲得した。延長までもつれた準決勝(12日)と同様、13日の決勝も接戦になったがギルゲンソンス監督は、「最後まで我慢しながらプレーし続けたことが勝ちにつながった」と選手たちの頑張りをたたえた。
中でも殊勲の活躍を見せたのは苫小牧出身のCF入倉。先制点を含む2得点の活躍で最優秀選手にも選出された。2015年に入団した当時の日本製紙は同年の全日本を制しているが、自身はベンチ登録外だった。「うらやましかった。次は自分が試合に出て優勝を味わいたかった」との思いをかみしめた。今回は100%の力を発揮し、「本当にうれしい」と満面の笑みを浮かべた。
チームは開催中のジャパンカップでも試合を重ねるごとに調子を上げ、現在2位につけている。入倉は「優勝を自信にしてジャパンカップ後半戦も戦っていきたい」と意気込みを高めていた。
―2位の東北フリーブレイズ・大久保智仁監督
前回大会準優勝の悔しさを晴らすため絶対に優勝したかった。12日の準決勝の疲労もあって、選手たちの動きや精度はあまり良くなかったがGK畑を中心にピンチをしのぎながら、最後まで力を振り絞ってくれた。