道と札幌市などは24日、新型コロナウイルスの感染者が新たに216人確認されたと発表した。日別の新規感染者の200人超えは7日連続となった。このうち56人の感染経路が不明。札幌市は4人(60~90代男女)、道は年代・性別非公表1人(居住地非公表)、旭川市は70代女性の計6人の死亡を発表。道内の感染者は延べ7585人(実人数7561人)となった。
道は、37人の感染を確認。内訳は石狩管内21人、十勝管内6人、上川管内3人、釧路管内2人、空知、後志、渡島、桧山、宗谷5管内各1人。胆振管内はゼロだった。
江別市のサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)では30~80代の計11人(利用者9人、職員2人)の陽性が判明し、道では新たなクラスター(感染者集団)と認定。釧路市の介護事業者でも40~100歳代の6人(利用者3人、職員3人)が感染し、クラスターが発生した。大規模な集団感染となっている北広島市の障害者支援施設では新たに3人の感染が分かり、計105人に。クラスターが形成されている十勝管内の清水町役場でも新たに職員4人の陽性が判明し、感染者は計11人に拡大した。
札幌市は、165人の感染を確認。16日連続で100人を超えた。市内のサ高住では40~100歳代の計13人(入居者8人、従業員4人、利用者1人)が感染し、クラスターが発生。道立札幌北陵高校(北区)でも計14人(生徒13人と教職員1人)の陽性が判明し、クラスターに。同校では当面の間、学校閉鎖にする。市内の医療機関でも20~80代の計35人(入院患者26人、職員9人)が感染し、市ではクラスターと認定した。
旭川市は、13人の感染を発表。クラスターとなっている慶友会吉田病院では1人増えて計105人、旭川厚生病院でも12人増えて計52人に感染が拡大した。
小樽市は、1人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは5068人。24日現在の患者数は2359人となり、重症は19人。死者は計158人となった。
23日時点の入院患者は前日から9人増の807人。宿泊療養施設入所者は26人増の811人で、入所日調整中で自宅待機は59人増えて357人、自宅療養は前日から1人減ったが、332人に。医療提供体制の逼迫(ひっぱく)度合いが一段と強まっている。