道と札幌市、小樽市は24、25の両日、新型コロナウイルスの感染者が新たに101人(24日60人、25日41人)確認され、1人が死亡(年代・性別非公表)したと発表した。24日の新規感染者60人は、23日の51人を上回り2日連続で過去最多を更新した。このうち43人(24日24人、25日19人)の感染経路が追えていない。道内で40人以上の感染者が確認されたのは4日連続で、延べ2804人(実人数2782人)となった。
道は24日、千歳市の20~50代男女3人と浦河町の20代男性病院職員、石狩管内の10~60代男女3人、十勝管内幕別町の50代男女2人、釧路管内の10~80代男女6人(2人は性別非公表)、空知管内の年代・性別非公表1人の計16人の感染を確認。クラスター(感染者集団)が発生している釧路市の特別養護老人ホームでは新たに5人(入居者4人、職員1人)の陽性が判明し、計15人に。浦河町の浦河赤十字病院は24日、職員1人の感染を発表。道は自衛官5人が感染しクラスターが形成されていた陸上自衛隊東千歳駐屯地(千歳市)について、23日付で終息したと発表した。
25日も道は、苫小牧市の30代男性会社員と胆振管内の年代・性別非公表2人、石狩市の40代男性、釧路管内の90代女性、オホーツク管内の年代・性別非公表1人、東京都在住の20代男性の計7人の感染を確認した。
苫小牧市の30代男性会社員は24日に陽性が確定。軽症で、指定医療機関に入院している。
札幌市は24日、10~70代男女や年代・性別非公表など計43人の感染を確認した。ススキノ地区の接待を伴う飲食店2店で、新たにクラスターが発生。道内のクラスターとしては59例目と60例目となった。59例目の店の感染者は全て従業員で25日までに計8人。60例目の店では従業員4人、利用客3人の計7人の陽性が判明した。道は道庁本庁舎に勤務する札幌市在住の職員1人の感染を公表した。
同市は25日も20~60代男女と年代・性別非公表など計32人の感染を発表した。ススキノ地区のスナックで新たなクラスターが発生し、従業員4人と利用客2人の陽性が判明。道内で61例目となった。市教委は市立開成小学校(東区)の児童1人の感染を発表し、在籍するクラスを11月5日まで学級閉鎖とした。
小樽市は24日に20代女性従業員、25日は20代女性の感染を確認。函館市は25日、50代女性の感染を発表した。
道内では2384人が治療を終えて回復。現在の患者数は311人で、3人が重症となっている。109人が死亡。軽症者向けの宿泊療養施設には166人が入所している。