道と札幌市、小樽市は22日、新型コロナウイルスの感染者が新たに40人確認されたと発表した。このうち18人の感染経路が不明。日別の感染者数が40人台となったのは4日30日以来約半年ぶりで、過去3番目に多い。道内の感染者は延べ2652人(実人数2630人)となった。
道は、釧路管内の60~90代男女5人と日高管内の年代・性別非公表1人、千歳市の会社経営者の40代男性、渡島管内の年代・性別非公表1人の計8人の感染を発表。クラスター(感染者集団)が発生している釧路市の特別養護老人ホームでは新たに3人の陽性が判明し、同施設の感染者は計9人となった。
また、道は従業員6人が感染してクラスター認定された胆振管内の工場(道は事業所名非公表だが、苫小牧市のアイシン北海道が公表)について、20日付でクラスターが終息したと発表した。
札幌市は、10~60代男女27人と年代・性別非公表4人の計31人の感染を確認。ススキノ地区の接待を伴う飲食店関連は4店舗、11人増えて、計69店舗、243人となった。市内の障害福祉サービス事業所でのクラスターは、21日付で終息したという。
小樽市は、10代女子学生の感染を確認した。
道内では2309人が治療を終えて回復。現在の患者数は235人で、2人が重症となっている。108人が死亡。軽症者向けの宿泊療養施設に113人が入所している。