道と札幌市、小樽市は20日、新型コロナウイルスの感染者が新たに31人確認されたと発表した。このうち10人の感染経路が不明。釧路市では特別養護老人ホームと接待を伴う飲食店の計2カ所でクラスター(感染者集団)が発生。道内の感染者は延べ2590人(実人数2568人)となった。
道は、釧路管内の20~90代の男女10人のほか、後志管内の30代男性会社員と年代・性別非公表1人、石狩管内の20代女子学生の計13人の感染を確認。釧路管内の70~90代の女性4人は、釧路市の特別養護老人ホームの入居者。同施設の感染者は20日までに計6人(すべて入居者)となり、道ではクラスターと認定。施設内に現地対策本部を設置した。同市の接待を伴う飲食店でも20日までに20~40代の計5人(従業員4人、利用客1人)の陽性が判明し、クラスターと認定。釧路管内の集団感染は計3例となった。
札幌市は、20~80代男女13人と年代・性別非公表3人の計16人の感染を確認。クラスターが形成されていた市内の専門学校について、市は19日付で終息したと発表。ススキノ地区の接待を伴う飲食店の感染者は20日までに1店舗、4人増えて、計64店舗、229人となった。
小樽市は、10代男子学生と年代・性別非公表の会社員の計2人の感染を発表した。
道内で治療を終えて回復したのは2266人。現在の患者数は216人で、重症は2人。108人が死亡。軽症者向けの宿泊療養施設には106人が入所している。