道と札幌市、小樽市は17、18の両日、新型コロナウイルスの感染者が新たに51人(17日27人、18日24人)確認されたと発表した。このうち13人(17日8人、18日5人)の感染経路が不明。釧路管内と札幌市の計3カ所で新たにクラスター(感染者集団)が発生し、道内のクラスターは計53例に。静内高校(新ひだか町)の集団感染も拡大した。道内の感染者は延べ2542人(実人数2520人)となった。
道は17日、日高管内の10代と30代の女性、釧路管内の20代男性会社員、石狩市の10代女子学生、石狩管内の10代女性と20代男性会社員の計6人の感染を確認。日高管内の2人はクラスターが起きている静内高の生徒と教職員で、同校の感染者は計22人になった。また、釧路管内の接待を伴う飲食店でクラスターが発生したと発表。17日までに従業員3人、客2人の計5人の陽性が判明し、11日から休業しているという。
道は18日も新ひだか町の40代女性、日高管内の年代非公表の男性会社員、石狩市の40代女性会社員、石狩管内の50代男性会社員、空知管内の年代・性別非公表1人、釧路管内の20代女性アルバイト従業員2人と年代非公表の女性、根室管内の年代・性別非公表1人の計9人の感染を確認した。日高の2人はクラスターが発生している静内高の感染者の濃厚接触者。同じくクラスターとなっている釧路の接待を伴う飲食店の感染者の濃厚接触者も含まれているという。
札幌市は17日、20~80代の男女14人と年代・性別非公表4人、年代非公表の男女2人の計20人の陽性を確認した。市内の有料老人ホームで17日までに6人(入居者2人、従業員4人)の感染が分かり、クラスターと認定。ススキノ地区の接待を伴う飲食店でも計13人(18日までに従業員8人、客5人)の陽性が判明し、市では市内33例目のクラスターと発表した。
同市は18日も20~30代男女12人と年代非公表の女性2人、年代・性別非公表1人の計15人の感染を確認した。
小樽市は17日、20代女性従業員の感染を発表した。
道内で治療を終えて回復したのは2221人。現在の患者数は213人で、重症も2人いる。108人が死亡。軽症者向けの宿泊療養施設には111人が入所している。