道と札幌市、旭川市、小樽市は7日、新型コロナウイルスの感染者が新たに38人確認されたと発表した。日別の新規感染者が30人を超えるのは5日の36人以来、2日ぶり。このうち、20人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ2267人（実人数2245人）となった。

　道は千歳市のいずれも20代女性自衛官3人と20代男性（職業非公表）、胆振管内の50代男性会社員、後志管内の40代男性と30代男性会社員、年代・性別非公表1人、空知管内の20代男性自衛官の計9人の感染を確認した。千歳の3人の自衛官は陸上自衛隊東千歳駐屯地に所属。感染者が多数発生している朝霞駐屯地（東京都）の教育課程の参加者ではないが、参加して感染した女性自衛官の濃厚接触者だった。

　札幌市は10～70代男女21人と年代非公表の女性2人、年代・性別非公表4人の計27人の感染を確認。ススキノ地区の接待を伴う飲食店関連は7日までに1店舗、4人増えて計59店舗、171人となった。また、市教委は同日、市立新琴似南小学校（北区）の児童2人の陽性が判明したと発表。この児童が在籍する学級を15日まで閉鎖した。

　旭川市は、20代女性会社員の感染を発表した。

　小樽市は、年代・性別非公表1人の感染を確認した。

　道内で治療を終えて回復したのは1964人。現在の患者数196人で、重症はゼロ。107人が死亡している。軽症者向けの宿泊療養施設には86人が入所している。