苫小牧市柏原の自動車部品製造業、アイシン北海道(伊藤伯社長)は5日、新たに従業員2人が新型コロナウイルスに感染したとホームページで公表した。従業員の在社密度を低減するなど、感染拡大を防ぐ対応をしており、現時点で生産活動に影響は出ていないという。従業員の陽性判明は9月28日の発表以降、計5人となった。
同社によると、3、4の両日、従業員1人ずつの陽性が判明したという。
5日までに苫小牧保健所と連携し、従業員が勤務していた職場を消毒し、濃厚接触者に対して自宅待機指示と健康状態の確認、PCR検査などを行ったとしている。勤務シフトの調整で在社密度を下げたり、出張や会議などはウェブを基本としたりするなどして感染拡大防止に努めている。
苫小牧保健所の担当者は、「感染経路が断定できていない段階であり、(1カ所で5人以上の感染者が出る)クラスター(感染者集団)発生と認定できるかは検討中」としている。