道と札幌市は3、4の両日、新型コロナウイルスの感染者が新たに40人(3日18人、4日22人)確認されたと発表した。このうち19人(3日11人、4日8人)の感染経路が不明。道内で日別の新規感染者が10人を超えるのは9日連続となる。道内の感染者は延べ2181人(実人数2159人)となった。
道は3日、千歳市の20代女子学生、新ひだか町の20代女性警察官、胆振管内の70代自営業男性、石狩管内の40代自営業男性と10歳未満の男児、空知管内の年代・性別非公表1人の計6人の感染を確認。道警は女性警察官の勤務先を静内署と発表した。
4日は胆振管内の20代男性(職業非公表)、千歳市の20代女性(同)、恵庭市の20代女性自衛官、江別市の20代男性会社員、石狩管内の20代女性(同)、十勝管内の20代女性自衛官、留萌管内の20代男性自衛官の計7人の感染を確認。防衛省陸上幕僚監部は4日、陸自朝霞駐屯地の教育課程に参加した自衛官の感染を確認し、このうち4人が道内の20代自衛官と発表した。
札幌市は3日、20~60代男女10人と年代非公表の女性、年代・性別非公表1人の計12人の感染を確認。クラスター(感染者集団)が発生している「ツクイ山鼻グループホーム」(中央区)では新たに入居者1人の陽性が判明し、計15人になった。
4日は10~50代男女11人と年代非公表の女性、年代・性別非公表3人の計15人の感染を発表。ススキノ地区の接待を伴う飲食店関連は4日までに5人増えて、計57店舗、145人となった。また、クラスターが発生していた同地区のバーが3日付で終息したと発表した。
道内で治療を終えて回復したのは1926人。現在の患者数は148人で、重症はゼロ。107人が死亡している。軽症者向けの宿泊療養施設には44人が入所中。