道と札幌市は25日、新型コロナウイルスの感染者が新たに25人確認されたと発表した。道内で日別の感染者が20人を超えたのは8月20日の25人以来、36日ぶりで、うち7人の感染経路が不明。札幌市では、グループホームでクラスター(感染者集団)が発生した。道内の感染者は延べ2032人(実人数2010人)となった。
札幌市は、20~100歳代の男女18人と年代非公表の男性、年代・性別非公表2人の計21人の感染を確認した。
市は同日、中央区の「ツクイ札幌山鼻グループホーム」でクラスターが発生したと発表。30~100歳代の入居者7人、従業員3人の計10人の陽性が判明した。同ホームでは25日から、デイサービスなどの通所サービスを休止した。また、ススキノ地区の接待を伴う飲食店関連は25日までに1人増えて、計52店舗、129人になった。
道は、胆振管内の30代の男性会社員、石狩管内の60代女性、北広島市の60代の男性会社員、空知管内の年代・性別非公表1人の計4人の感染を発表した。
道内で治療を終えて回復したのは1814人。現在の患者数は111人で、重症は1人。107人が死亡している。軽症者向けの宿泊療養施設には42人が入所中。