道と札幌市、小樽市は21日、新たに10人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。このうち7人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ1681人(実人数1661人)となった。
札幌市は、いずれも20代の男性3人(会社員2人と職業非公表1人)と性別・職業非公表1人の計4人の感染を確認。ススキノ地区の接待を伴う飲食店関連の感染者も含まれ、計36店舗、68人となった。
一方、中央区のキャバクラ、スナック、ライブハウスの3カ所のクラスター(感染者集団)については収束したと発表した。
小樽市は30代の女性店員と女性看護師、60代の無職男性の3人の陽性を確認。このうち1人はクラスターが発生した小樽市立病院の看護師で、同病院関連は計18人になった。
道は、石狩管内の60代女性(職業非公表)と90代男性、根室市の20代男性(職業非公表)の計3人の感染を発表した。
道内で治療を終えて回復したのは1463人。現在の患者数は115人で、重症は3人。103人が死亡している。軽症者向けの宿泊療養施設には29人が入所している。
道が独自に設定している3指標については、(1)1日の新規患者数(直近1週間の平均値)が10・9人(目標10人以下)(2)1日の感染経路不明の新規患者数(同)は5人(同3人以下)(3)入院患者数は86人(同250人以下)―となり、新規患者数と経路不明が指標を上回った。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は1・45人となり、国の緊急事態宣言解除の目安だった「0・5人程度以下」を38日連続で上回った。