道と札幌市、小樽市は19日、新たに8人の新型コロナウイルスの感染を確認したと発表した。このうち7人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ1646人(実人数1626人)となった。
札幌市は、20代の男性教員、30代男性会社員2人、50代の男性会社員と女性会社員の計5人の感染を発表。このうち20代の男性は市立学校に勤務する教員で、11日に発症し、18日に陽性が判明した。
教員は夏休み前の終業式が行われた7日まで勤務した後、8日以降は出勤しておらず、市では「児童生徒や教職員の濃厚接触者はおらず、学校内の感染拡大の可能性はない」として学校名を公表していない。
道は千歳市の20代男性会社員、空知管内の年代・性別・職業非公表の計2人の感染を発表した。
小樽市では、市立病院に勤務する20代の女性看護師の感染が確認された。
道内で治療を終えて回復したのは1429人。現在の患者数は114人で、重症は3人。103人が死亡している。軽症者向けの宿泊療養施設には22人が入所している。
道が独自に設定している3指標については、(1)1日の新規患者数(直近1週間の平均値)は9人(目標10人以下)(2)1日の感染経路不明の新規感染者数(同)は5・4人(同3人以下)(3)入院患者数は92人(同250人以下)―となり、感染経路不明が指標を上回っている。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は1・20人となり、国の緊急事態宣言解除の目安だった「0・5人程度以下」を36日連続で上回った。