道と札幌市は14日、新たに12人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。このうち8人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ1605人(実人数1585人)となった。
道は胆振管内の30代男性会社員、岩見沢市の20代女性(職業非公表)、石狩管内の60代の無職男女2人の計4人の感染を発表。このうち、胆振の男性と岩見沢の女性の感染経路が分かっていない。
札幌市は20代の男女3人(会社員と職業非公表2人)、30代男性(職業非公表)、40代の自営業男性、50代の自営業男性、60代の無職男性と女性(職業非公表)の計8人の感染を確認。60代の男女2人を除く、6人の感染経路が追えていない。ススキノ地区の接待を伴う飲食店関連の感染者も1店舗、1人増えて、計33店舗、60人になった。
道内で治療を終えて回復したのは1368人。現在の患者数は134人で、重症は3人。103人が死亡している。軽症者向けの宿泊療養施設には41人が入所している。
道が独自に設定している3指標に関しては、(1)1日の新規患者数(直近1週間の平均値)は11人(目標10人以下)(2)1日の感染経路不明の新規患者数(同)は5・4人(同3人以下)(3)入院患者数は93人(同250人以下)―となり、新規患者数と経路不明が指標を上回っている。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は1・47人となり、国の緊急事態宣言解除の目安だった「0・5人程度以下」を31日連続で上回った。