白老町商工会(熊谷威二会長)は11日、来年4月開業の民族共生象徴空間(ウポポイ)と連携した事業の推進など商工業振興に関する要望書を戸田安彦町長に提出した。
要望は、ウポポイを生かした観光地づくりをはじめ、商店街活性化策や住宅・耐震化リフォーム費助成の実施、小規模事業者支援の強化、公共事業の地元発注の推進―など15項目。町役場で熊谷会長は「地元中小企業を取り巻く経営環境は厳しいが、来年開業のウポポイに期待しているところであり、観光商業の発展、地域経済の活性化を図るよう町に求めたい」と述べ、戸田町長に要望書を手渡した。
懇談で熊谷会長は、JR白老駅北側の「駅北観光商業ゾーン」でホテル建設を予定していた事業者が計画を中止した問題を取り上げ、「ゾーンを今後どうしていくのか。われわれ商工会も協力していく上で早急に町の方針を取りまとめてほしい」と求めた。