日本野鳥の会苫小牧支部(鷲田善幸支部長)は2日、苫小牧市高丘の北大苫小牧研究林で探鳥会を開いた。市内外から18人が参加し、双眼鏡や望遠レンズを着けたカメラを手に林内を歩いた。
野鳥の鳴き声が聞こえても、なかなか姿を見つけられずにいたが、木の枝を行き来するヤマガラを発見すると一同の顔がほころんだ。その後もヒヨドリやハシブトガラが次々と姿を現し、参加者を喜ばせた。
終了後は、観察できた野鳥の種類を画像や鳴き声で確認。ゴジュウカラやヒガラ、コゲラなど9種類だったことが分かった。
市内北星町から参加した斎野伊知郎さん(73)は「終盤でヤマガラやハシブトガラをはっきりと見ることができて良かった」と笑顔で語った。鷲田支部長(74)は「2月中旬には樹液を求めて飛来するシマエナガの姿も見られる」と観察のタイミングを紹介した。