苫小牧市は8日、テレビでも活躍する料理家星澤幸子さんの「ECOクッキングショー」を市内のホテルで開催した。環境キャンペーン「ゼロカーボン×ゼロごみ大作戦」の一環で、市民約220人が来場。星澤さんの軽快なトークと手際のよい料理の実演を通じ、省エネやフードロス削減のヒントを学んだ。
星澤さんは講演で「無駄なものは買わない、使わない。病気をしない。これが究極のゼロカーボン」と語り、米食の良さや地産地消、食材を丸ごと食べる意義などを説明した。
調理の実演では▽鶏むね肉と野菜のピリ辛ソース&卵スープ▽納豆キーマカレー▽にんじんミネラルサラダ―の3品を披露。水に浸した米の上にカレー用調味料を入れたボウルを載せて一緒に炊飯器で炊き上げたり、野菜のゆで汁をスープに生かしたり、ニンジンを皮付きのまま刻んだりするポイントを語り、30分ほどで次々に仕上げた。
来場者の中から選ばれ、試食した市内拓勇東町の新本忍さん(50)は「あっという間においしい料理ができて、時短がとてもエコだと思った」と感動した様子だった。