八王子千人同心の子孫ら 勇払 開拓移住隊士の墓訪問

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  • 2025年6月3日
祖先の墓に手を合わせる八王子千人同心旧交会の会員ら

 八王子千人同心の子孫らでつくる「八王子千人同心旧交会」(東京都八王子市、野嶋和之会長)の会員7人は5月29日、墓参のため苫小牧市を訪れた。勇払にある蝦夷地開拓移住隊士の墓に静かに手を合わせ、先人の遺徳をしのんだ。

 苫小牧、八王子両市の姉妹都市50周年を記念した2023年11月以来の訪問で、勇武津資料館にも足を運んだ。野嶋会長(69)は「17歳の時に初めて勇払を訪れた。線香を上げるたびに勇払とのつながりを実感する」と話した。

 その後、市内の飲食店で、親交のある市民グループ「苫小牧風の会」との交流会も行われ、同千人同心が食べたとされる山菜ハマボウフウや苫小牧名産のホッキ貝が提供された。30日午前には市役所を訪れ、木村淳副市長、山本俊介教育長らと懇談した。

 同旧交会は1968年発足。先祖の慰霊祭や歴史研究、会誌発行などの活動を続けている。

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