アイスホッケーアジアリーグのレッドイーグルス北海道は2日、苫小牧市のネピアアイスアリーナで2025~26シーズンからチームに加わる大卒ルーキーのFW大久保雅斗、DF床勇大可、HCメラノから移籍したFW中島照人の入団記者会見を開いた。大久保は「持ち味の得点力を生かし、積極的にゴールへ向かっていきたい」、床は「リーグやチームに早くなじみ、主力として試合に出られるよう頑張りたい」、中島は「情熱を持ったプレーを見せたい」と、それぞれ抱負を語った。
いずれも4月から5月にかけてルーマニアで行われた世界選手権ディビジョンⅠグループAで日本代表として活躍した。24~25シーズン、レッドイーグルス北海道からHCミラノに移籍し、再入団した中島はイタリアでのシーズンを「言葉が通じない中でプレーすることも多く、問題をどう処理していくかを学んだ。短期間で修正することができるようになった」と回顧。「試合数以上のポイントを残したい」と闘志を燃やした。
アイスホッケー一家で育ち、家族から入団の祝いの言葉を受けたという床。自身が出場する間の得失点差を表す「プラスマイナス」に重点を置き「少しでもプラスで終えられるようにしたい」と意気込んだ。
八戸(青森)から駒大苫小牧高へ進学し、東洋大を経て入団した大久保は「1試合ごとのプレーにしっかりフォーカスしながらやっていきたい」と力を込めた。
小川勝也監督は3選手の特徴などについて紹介。中島については「イタリアリーグでもゲーム数以上のポイントを上げていたし、ゲームをコントロールする力がある」と即戦力としての活躍に期待。「氷の上で情熱的な選手。持ち前の気持ちを前面に出したフィジカルなプレーを見せてほしい」と話した。
床は「クイックな状態から打つシュートや、ワンタイムシュートが特徴的」と見ており、DFに最も期待するのはフィジカルなプレーとした上で「彼はそこが強い。力強い守備に期待したい」と話した。
大久保については、低重心な独特の姿勢で構えるフェースオフの強さを挙げ「攻守のバランス取れたセンターフォワード。決定力もある」と語った。
▽大久保雅斗(おおくぼ・まさと)
2002年8月1日生まれ、埼玉県出身、身長178センチ・体重78キロ、背番号17、駒大苫小牧高―東洋大。FW。
▽床勇大可(とこ・ゆたか)
2003年3月15日生まれ、釧路市出身、身長181センチ・体重81キロ、背番号4、西武ホワイトベアーズ―法政大。DF。
▽中島照人(なかじま・てると)
2001年12月15日生まれ、苫小牧市出身、身長175センチ・体重76キロ、背番号22、駒大苫小牧高―東洋大―レッドイーグルス北海道―HCメラノ。FW。