展望の丘から見た旧祭畤大橋大師山の展望台からの風景 2008年の岩手・宮城内陸地震で岩手県一関市の国道に架かる祭畤(まつるべ)大橋が崩落した。2代目となる新橋が完成した後も災害遺構として保存され、折れ曲がった橋や波打つアスファルトなど生々しい地震の爪痕を見学できる。同震災では震源近くの温泉地が大きな被害を受け、橋の近くにある祭畤温泉の宿も一時休業を余儀なくされた。
(同)
柳並木が美しい城崎温泉(兵庫県)は街歩きも楽しいが、その街並みを見下ろすのも一興だ。ロープウエーで大師山(だいしやま、標高231メートル)の山頂まで登れば、三方を山に囲まれた温泉街を一望できる。狭い谷間に広がる街の向こうには日本海。晴れた日には丹後半島も見える。山の中腹にある温泉寺は1300年の歴史を持つ古寺だ。
(温泉ライター・高橋一喜)