美術博物館の企画展「勇払幻視」 来場者3000人突破

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  • 2025年6月14日
記念品を受け取る菅原さん(左)

 苫小牧市美術博物館で4月26日から開催中の企画展「勇払幻視」は13日、開幕からの来場者が3000人を超えた。同日午前10時半ごろ、3000人目となった岩手県の公務員菅原優さん(63)に藤原誠館長から記念品のポストカード7枚が贈呈された。50年前に苫小牧市に住んでいたという菅原さんは「美術博物館を訪れるのは初めてで、3000人目と言われ驚いた。ポストカードは家に飾ります」と笑顔で話した。

 企画展は「北海道、勇払原野のイメージをたどる」と題し、赤く光る地平線に大きな「顔」が出現する独創的な作品や人々と大地が光源に包まれる抽象画など25点を展示。苫小牧ゆかりの画家、砂田友治さん(1916~99)と北川豊さん(1948~82)、高橋伸さん(74)、髙橋正敏さん(74)の4人が、ふるさとの大地から着想を得て制作した油彩画が並ぶ。

 同館の立石絵梨子主任学芸員は「描いているものはそれぞれ違うが、4人の絵から苫小牧らしさを感じてもらえたら」と話した。

 企画展は29日まで、入場料は一般300円、高校大学生200円、中学生以下無料。

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