HISAE日本語学校生徒が切り絵体験 愛好家の村上さんが指導

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  • 2025年6月14日
村上さん(右から3人目)にナイフの使い方を教わる生徒たち

 苫小牧市若草町のHISAE日本語学校北海道とまこまい校(五十嵐啓子校長)は9日、市内の切り絵愛好家村上博さん(85)を講師に招き、切り絵体験を行った。ミャンマーやバングラデシュ、モンゴルなどから来た生徒31人が村上さんの指導を受けながら、日本の伝統工芸を体験した。

 生徒たちはデザインナイフの使い方を学んだ後、村上さんが用意した漢字の「夢・絆」の文字やスズメの切り絵に挑戦。枠の内側をくり抜いたり、曲線部分をカットしたりと、慎重に手を動かした。切り取った作品は自分たちで配置を考え、1枚の画用紙に貼り付けた。

 制作を終えると、作品と一緒に記念撮影。ペルー出身のパチェコ・エミリアさん(27)は「難しかったけど、ブレードの角度をそろえて、きれいにカットできた」と笑顔を見せた。

 村上さんは「難易度が高い型が多かったが、一生懸命完成させようとする姿勢が見られた」と生徒たちの頑張りをたたえた。

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