温泉街に立つ夢千代の像 1980年代に放送されたNHKドラマ「夢千代日記」の舞台となった湯村温泉(兵庫県)。胎内被爆という宿命を背負いながら温泉地で芸者の置き屋を切り盛りする夢千代の日記を軸に、彼女を取り巻く人間模様が描かれた。温泉街にある夢千代館には再現された撮影セットや主演の吉永小百合が着用した着物などが展示されている。
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登別地獄谷 登別温泉(北海道)の源である地獄地帯。噴火による爆裂火口跡で、谷に沿って源泉や蒸気が噴き出している。ぐつぐつと沸き立つ熱湯が流れゆくさまは、まるでさんずの川のよう。「鬼のすむ地獄」と称されるのも納得の荒涼とした風景だ。地獄谷から引いた豊かな源泉は各宿泊施設で入浴でき、まさに地獄と極楽を同時に味わえる。(温泉ライター・高橋一喜)