スタンリー杯決勝を制し、カップを掲げるパンサーズのボブロフスキ=17日、米フロリダ州サンライズ(AFP時事) 【ニューヨーク時事】北米アイスホッケーリーグ(NHL)の王者を決めるスタンリー・カップ決勝(7回戦制)は17日、フロリダ州サンライズで第6戦が行われ、東カンファレンスを制した地元のパンサーズが、西の覇者オイラーズを5―1で下して4勝2敗とし、2季連続2度目の優勝を果たした。
決勝は昨季と同じ顔合わせ。前回はパンサーズが3連勝の後で3連敗を喫しながら、最終戦を物にして初めての制覇を遂げた。今回のプレーオフも1回戦から決勝まで、勝負強さが際立った。NHL公式サイトによると、プレーオフで計15得点をマークして最優秀選手に選ばれたベネットは「言葉で表現するのは難しい。2度も優勝するのは、想像以上に大変なことだった」と実感を込めた。
ベネットの他にも、第6戦で4得点の大活躍だったラインハート、守護神のボブロフスキら初優勝を知るメンバーに、シュミットらの新戦力がかみ合った。ベネットは「僕たちは本当に結束が強く、遠征中も多くの時間を一緒に過ごしている」と話す。王者としておごることなくチーム力を底上げしてきた成果が、連覇に結びついた。