第77回秋季高校野球大会室蘭支部予選5日目は2日、とましんスタジアム(苫小牧市)でBブロック2回戦の大谷室蘭―苫小牧東が行われた。中盤まで0行進が続く投手戦となったが、苫東は七回に1点を先制され、その後も二番手以降の投手が大谷室蘭に打ち込まれて追加点を許し0―6で敗れた。1日の第2試合では鵡川が室蘭清水丘を18―1の五回コールドで破り、ブロック4強に進出した。
Bブロック
▽2回戦
大谷室蘭
000000132●【9035】6
000000000●【9035】0
苫小牧東
(室)松本―富山
(苫)前川、山谷、前川―板坂
●【917b】松本(室)
【Bブロック】
▽2回戦
室蘭清水丘
00010●【9035】1
7641X●【9035】18
鵡 川
(五回コールド)
(室)中村、武川―田中
(鵡)三浦、蒲生、住友―大森、中野
●【917a】三浦、佐々木3、山本(鵡)
●【917b】大森、中野(鵡)
― 大勝も気を引き締める鵡川
鵡川が5年ぶりの支部代表獲得へ前進を開始した。1日に行われた初戦の室清水丘に大勝したものの、小池監督は守りの細かな部分で刺殺の野手へのカバーリング欠落などが見られたことによる”油断”を酷評し、「あんなプレーをやってたら駄目」と手厳しかった。1年生投手で先発を託した大型投手の三浦が3回1安打無失点で序盤を切り抜け、「まだ体ができていないけれど、そこそこ投げてくれた」と一定評価。打順1番で春からレギュラーの1年生佐々木が3打席連続三塁打を放ったことには「バランスがいいバッターになった」と褒めた。コールド勝利の発進ながら、エースで主将となった住友は特に気を引き締めていた。自身は五回の1イニングだけの投球にとどまったが「ランナーを出してしまったけれど、自分はあくまでも打たせて取るピッチングでいきたい」と言う。「きょう良かったことと、反省を次戦に生かしたい」と語り、闘志を燃やしていた。