ゼレンスキー、プーチン氏選出 「影響力ある100人」―米誌タイム

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  • 2022年5月24日

  【ニューヨーク時事】米誌タイムは23日、毎年恒例の「世界で最も影響力のある100人」を発表し、「指導者」部門でウクライナのゼレンスキー、ロシアのプーチン両大統領らを選出した。

   ゼレンスキー氏に関してはバイデン米大統領が推薦文を寄稿し、「ウクライナの人々は、彼らの勇気や復活する力にふさわしいリーダーを得た」と称賛。ロシアの侵攻を受ける中で国民を導く姿に刺激され「自由主義諸国は近年見ないほどの固い団結、決意を得た」と評した。

   プーチン氏については、ロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏が選評を寄せた。「『ほんの少しの不正選挙』に始まる道が、必ず独裁に行き着くことを(プーチン氏は)私たちに思い出させた」と指摘。「独裁は戦争につながる」とした上で、世界の指導者らが「現実的取り組み」と称して長年ロシアから石油などを輸入し、プーチン氏の権力基盤強化に加担したと批判した。

   このほか「アイコン(あこがれの対象)」部門で、昨年のノーベル平和賞を受賞したロシアの独立系紙「ノーバヤ・ガゼータ」編集長ドミトリー・ムラトフ氏が選ばれた。

   昨年は米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手や女子テニスの大坂なおみ選手らも名を連ねたが、今年の日本人のリスト入りはなかった。

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