天然ガス、原油を商業生産する苫小牧市沼ノ端の北海道事業所の所長に6月25日付で着任。ほぼ同時期、追加開発した勇払ガス田で原油の商業生産を始め、「事業の継続、発展が大きな任務」と気持ちを新たにする。
入社初年度の1988年、「南勇払SK―1試掘場」に掘削作業員として勤務。苫小牧初の油ガス田だが、当時は「油田を探すのは夢みたい」な時代。試掘に成功して「大きな炎が上がり、とても印象的だった」と振り返る。
一時期と比べてガス生産量が減退するなど「最盛期の華やかさはない」と説明しつつ、「資源産業はいつかはなくなる」ときっぱり。「既存の石油、天然ガスばかりではない可能性の追求が重要。総合エネルギーの前線基地としての役割を担う」と力を込める。
東京出身。早稲田大卒。主に技術畑で、オマーン、インドネシアの油田で勤務経験も。前任は本社人事部長。趣味は釣りとゴルフ。