苫小牧明野小
上埜幸喜校長(56)
安心できる環境づくり
苫小牧美園小学校で2011年から3年間教頭を務め、市内での着任は2校目になる。児童たちは、玄関前であいさつを交わしても「非常に人なつっこく、元気なあいさつをする子が多い。授業でも一生懸命な様子が見られる」と目を細める。
教職員みんなで情報を共有し、共通理解を深めることで、子供たちが安心できる環境づくりを目指す。「児童が落ち着いて自分の力を発揮できるようにしたい」と力を込める。状況が落ち着けば、地域や外部の力も借りながら教育の質を高め、「成長する子供の姿を通して、地域にお返しできれば」と考えている。
子どもたちには規則正しい生活習慣を身に付け、「思いやりを持って人と関わることのできる子に育ってほしい」と願っている。
苫小牧ウトナイ小
丹野靖彦校長(54)
子どもが笑顔でいる場所
苫小牧沼ノ端小学校の教頭を経て、2019年度まで苫小牧市教育委員会教育部参事を務めた。学校現場は4年ぶりで、校長としての着任は初になる。
臨時休校前の4月、新型コロナウイルス対策で、児童は1列ずつ並んで学校に入った。「落ち着いていて、真面目な子どもたち」と語る。何事にも興味や疑問を持ち、どうしたらより良くなるかを考える子になってほしいと願っている。
学校は、できないことができるようになったり、友達の優しさに触れたりと「子どもが笑顔でいる場所」。そのためには、先生たちが十分に子供と向き合える環境でなければならない。働き方改革の推進も図り、「児童だけではなく、先生にとっても満足度の高い、笑顔あふれる学校にしたい」と意気込んでいる。