苫小牧は小中学校時代に若草町で家族と暮らしたなじみのある土地。その苫小牧港と本州を結ぶ3航路のうち敦賀港(福井県)行きの定期航路は貨物取扱量が最も多く「責任の重さを感じている」と思いを語る。
苫小牧港から敦賀港に向け輸送量が多いのは生乳や農産品、敦賀港からは雑貨関係の品が苫小牧港に運ばれてくる。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で旅客の利用が落ち込んでいるといい、「先行きが見えず不安もあるが物流は動いている。社会を維持するために貢献したい」と冷静に受け止める。
支店長に就任した際、職員には安全と商売の両立を求めた。「片方だけだと企業は成り立たない。責任と経験の理解度を上げてもらいたい」と期待を込めた。
1972年10月生まれ。小樽市出身。91年4月に新日本海フェリーに入社。前任は同社苫小牧支店次長。趣味は野球、ゴルフ、釣り。