苫小牧市勇払で産業廃棄物の処理などを展開する、JX金属苫小牧ケミカルの社長に1日付で就任。法令順守と収益改善を基本姿勢に「足元を着実に固めながら次の芽を拾う」と意欲を見せる。
道内唯一の低濃度PCB(ポリ塩化ビフェニール)処理業者。国が無害化処理を保管事業者に義務付け「順調だが期限がある事業。次のステップを考えたい」と話す。
硫酸製造や金属回収で培った技術を生かした産廃処理や資源リサイクルに「今後は金属リサイクルに力を入れ、親会社とタイアップした事業も展開したい」と展望する。
新型コロナウイルスの感染拡大に「経済活動が沈静化し、必然的に産廃も排出量が減る」と影響を懸念しつつ、定期修理などを予定通りこなして経済回復を待つ。
大阪出身、大阪大卒。1984年に日本鉱業入社。JX金属三日市リサイクル(富山)社長を経て初の苫小牧勤務。「新鮮な海産物が楽しみ」