千歳相互観光バス(本社千歳市)は10日、札幌営業所=北広島市輪厚=の常勤取締役(40代男性、札幌市在住)が新型コロナウイルスに感染したと公表した。
同社によると、3月30日にのどの痛みと38度の発熱の症状を訴え、4月1日まで37~38度の熱が続いた。一時平熱に戻ったが、6日に再び38度の発熱。7日に札幌市内の医療機関を受診し、8日に陽性反応が出た。現在、石狩管内の医療機関に入院中で軽症という。
本人は3月28日以降、出社しておらず、従業員およびバス乗務員と接する運行業務に従事していないことから千歳、恵庭の路線バス運行に影響はないとしている。
保健所は「感染源は会社以外と判明」との見解で、札幌営業所内の消毒を実施したという。