日本野球連盟北海道地区連盟は3日、5月2日から岩見沢市などで開催予定だった第45回全日本クラブ野球選手権大会北海道地区予選大会などの中止を発表した。苫小牧や白老の関係者からは嘆きの声が上がっている。
同予選大会は同月25日からの本大会も中止。第46回社会人野球日本選手権大会(7月、兵庫県など)と道予選(6月、札幌市)も中止となった。
オール苫小牧の本野伸一監督は「ある程度予想はしていたが、やはり残念。選手にはいつでも試合に臨めるようにできることをやっていこうと伝えたい」と思いを語った。
同チームは今年20周年を迎える。9月の都市対抗野球大会前には、祝賀記念行事を計画していたが開催は見通せない。酒井明後援会長は「20年やってきてこんな事態は初めて。早く元に戻ってほしい」と話した。
WEEDしらおいの社新吾監督は「命に関わることなので仕方ないとは思うが、選手も含めて本当にがっがりしている」と心境を明かした。同チームは紅白戦を行い、実戦感覚を維持していきたい考え。「選手のモチベーションが保てるか心配だ」と不安を口にした。